ぽこぽこ展2012
昨日あっという間の最終日を無事迎えることができました。
最後はみんなでKENTAROUTシャツを着て円になって手をつないで、
涙なみだの時間を過ごしました。
いろんな障害をかかえる中、
みんないっぱいいっぱいの所からスタートして、
いっぱいいっぱいの力で作り上げた展覧会。。
障害のある方の純粋な作品を目の当たりにして、
罰ゲームのように(笑)一緒に展示して、、
私たち健常者の絵なんかちっぽけなものだな〜なんて落ち込んだり。。
先日読んだ東野圭吾さんの小説の中にでてくる陶芸家の言葉で
「芸術とは作者が意識して生み出せるものではない。
その逆だがそれは作者を操り、作品としてこの世に生まれる。」
みんなの絵はまさにそれでした。
真実の芸術。
それを支えるお母さんたちの力。
どんなえらい作家の絵を見るよりも、強くていいダメージ受けました。
今回は19歳で空に行ってしまった
KENTATOU(山本健太郎くん)の
Tシャツ、チラシのデザインをさせていただきました。
健ちゃんにひっぱってもらうかのように
すごい早さで「これ!」と思うものが仕上がったのを思い出します。
↑健ちゃんの習字
「すきなものをお習字で書く」
という時間に
健ちゃんは「任天堂」と書いたそうです。
任天堂さんの社長室に貼ってもらいたいぐらい♪
健ちゃんの空間に入ると
本当にいろいろなことを考えさせてくれます。
ある学生の方からこんなメッセージもいただきました。
「健太郎さんの個展を見ていて、
とても考えることがありました。
とても考えることがありました。
私は毎日の中にある些細な幸せを見過ごしていたり、
鈍感になっている部分がある!と気がつきました。
作ること、楽しんでいるかな?って問いかけられている気がしました。」
鈍感になっている部分がある!と気がつきました。
作ること、楽しんでいるかな?って問いかけられている気がしました。」
健太郎くんは永遠の世界に行ってしまったけど
こうやって健太郎くんは生きている!と。
イタリア語の a poco a poco(少しずつ..)からとった「ぽこぽこ展」。
ほんとに少しずつですがみんなの想いが
しっかりとぽこぽこつながっていくことを感じた展覧会でした。
健ちゃんありがと♪